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愛すべき小作品の展覧会を相次いで回りました

 鎌倉ドゥローイング・ギャラリーでは、鈴木正道氏が、30年以上前にインドで見た太陽と月、夜の市場の空 を描いた作品のみを、展示しています。「60歳になった現在、私が描きたいのはあの時感じた空気と場所」だと。 麻紙に鉛筆、水彩、油彩、墨などで塗り込めた、陽(月)の色は、まさしく私もガンジスで感じた光そのもののようでした。
 松田正平の描いた「犬」や「さかな」はどこで見たのでしょう。絵本かな? 挿絵だったかな? いや、展覧会だったよ、たしか ―― 花々や風景はこんなにも単純でいいんだ! 野原で寝そべる若者からは寝息さえ聞こえる。 飄々とした独特のフォルムと色づかいで、これほど人々に愛され、安心感をあたえる画家は稀有といっていいでしょう。生誕100年で大規模な回顧展が、神奈川近美(鎌倉)で。
 銀座の夜会は、久しぶりで訪れると、なんとなく気恥ずかしい。画廊の敷居が高く感じるのは、何十年も銀ブラして初めての体感! それでも、誘われて日動画廊の二コル・ボッテを覗きました。 海面すれすれを飛び交う十数羽のカモメを描いた30号を、かつて私は手に入れました。 最近のボッテは、赤い画面に金箔を多用した静物を描いています。 波にたゆたう海鳥の方が、わたしは好き。

at 16:30, 大滝まさお, -

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