<< 横浜は今 アフリカ情報がいっぱいの街になっています | main | 社会福祉法人 横浜来夢会の決算理事会が開かれました >>

「神奈川県立近代美術館 葉山」で レーピン展を観てきました

 ロシア近代絵画の頂点をなす巨匠、イリヤ・レーピンは、絢爛たる文化の華開いた帝政ロシア後期を生きた画家。その時代には、世界中で知られる文豪トルストイや、作曲家チャイコフスキー、ムソルグスキーなど錚々たる創造の大家が、それぞれの舞台で名作を生み活躍した時でもありました。
 今展は、国立トレチャコフ美術館が所蔵するレーピンの79作品が揃った、過去最大といわれる回顧展です。彼の歴史画や肖像画はつとに有名ですが、名品ばかりの肖像だけでも必見の価値十分。トルストイや化学者メンデレーエフの前からは、しばらく離れられないほどでした。レーピン自身を描いた自画像は最後まで手放さず、息子に譲ったと言われていますが、その作品と妻ヴェーラ・レーピナの肖像もまた、可愛らしく感動を誘うものでした。
 長い時間をかけて、一作品ずつ見入ったせいか、外に出て深呼吸すると、葉山館を吹きわたる海の風は、格別に心地よさを感じました。今年は開館から10年。『海に恋した美術館』 (キャッチフレーズコンテスト受賞) が、さらに魅力ある企画展などを行うことによって、鎌倉館がわが国で初めて公立美術館として誕生(1951年)したという伝統を大切にしながら、使命・責任をこれからもしっかりと果たして欲しいと願うものです。

at 15:51, 大滝まさお, -

-, -, - -