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炉心溶融 (メルトダウン) の可能性は 震災初日の対策本部会合で指摘されていました

 原子力災害対策本部会議の議事録が、作成されていなかったことを強く非難された政府は、職員らが残していたメモや録音等をもとにまとめた 『議事概要』 を、今月9日になってようやく公表しました。ほぼ1年も経過した後であること、しかも、国内外からの「なぜ?」に応えられる内容とはほど遠いことは、新聞報道などを見ても明らかです。それとも 「公表しただけでも評価すべき」 とでも考えているのではないかとさえ、疑ってしまいます。
 予想されたこととはいえ、概要では、事故直後に開催された第一回会合において、すでにメルトダウンの可能性が指摘されており、政府は当初から 「わが国最大の危機」 「これは戦争だ」 などという発言で、重大かつ深刻な認識を持っていたのです。 “外に現場を見せない、知らせない” というオープンな議論を嫌った体質に加え、初動態勢のあまりのお粗末さが、その後の住民避難の遅れや、被害の拡大を招いてしまったことは周知の事実です。 それにしても、今回の公表の対象になった会合は、対策本部の第1回会合から、昨年12月26日までの23回会合までと、長期にわたっていることにも唖然とするばかりです。それまでの間、議事録を付けていなかったことを、誰一人として気づかず、また指摘もしなかったというのでしょうか? そんなことを信じる人は誰もいないでしょう。中には、7月15日の政府・東電統合対策室の全体会合も含まれている、というのですから猶更です。
 自らに都合の悪いことは、あくまで隠し通そうとするこの政権の体質は、すでに3回にわたって本ブログでも綴ってきました。人の命や一生に関わる重大事であっても、政権の延命や自らの保身のために、いつでもどんな手段をとっても開き直れるその「心」に、権力者集団だけに恐ろしさを感じないわけにはいきません。 願わくば “国が 国民にウソをつく” ことが、この政権で常態化しなければいいが――と。

at 12:33, 大滝まさお, -

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