ミラノからヨコハマへ 日本初の L.マタロン個展が開催されています

 ミラノ在住で世界的に多彩な活躍で注目を集めている ルチァーナ・マタロン女史が、日本では初めての個展を横浜市中区のギャルリー・パリで開いています(7日まで)。 宇宙や生命の神秘をイメージした独特な色彩とフォルム。天空へと伸びるはしご、人と時がリンクした時計(文字盤)、ヒエログリフか象形文字を連想させる模様など。 それらのモチーフは、ペンティングや彫刻、そしてジュエリーなど、数々の作品に繰り返し現れます。 知的であり哲学的思考を駆使した無辺のマタロンの自己意識は、そのままさまざまなアートに形を変えて現出されたかのように感じました。
 マタロンはまた、ミラノにルチャーナ・マタロン財団を2000年に設立。美術館と展示スペースを若き精鋭とその作品のサポートにあてた活動を展開。今回の来日にはそのスタッフも同行しました。 車いすでの生活が多くなったという彼女ですが、創造と制作の意欲は衰えを見せていません。今展の会場を訪れた人々とも熱い交流を重ねていました。
 私は、「Fughe Stellari」と作品名がついた、2012年制作のブロンズ小品を手に入れました。 この後に同会場で個展を開催する松山修平画伯が、「是非に!」 と声をかけたことがきっかけで実現したマタロン作品の紹介。イタリア・ミラノのアートシーンを垣間見たようなよい機会に恵まれました。松山氏の展覧会もこの夏の大きな楽しみの一つになっています。

   L.マタロン氏と共に(ギャルリー・パリ、5日)

at 10:26, 大滝まさお, -

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螢┘侫┘犖幼 の定時株主総会が行われました

 コミュニティFM放送局「エフエム戸塚」の株主総会が28日、東戸塚西口の第一生命東戸塚教育センターで開催され、第5期決算報告書が議題に供され承認されました。今期は開局いらい初めて純利益を確保。小口スポンサーをより多く獲得し、地域に密着した放送局への支援を呼びかけたほか、放送局がステーションとなり、多彩なイベントを実施することで「絆」を強める活動等を展開した事が、効果に繋がったものといえます。
 また課題であった 「災害時における情報ソースの構築」 にも注力。戸塚警察署および戸塚消防署と 『情報提供に関する覚書』 に調印しました。両機関の署長には、昼の生放送番組「とつか・ハートフルキッチン 水曜」にレギュラー出演してもらい、区民生活に必要な有益情報を伝えてもらっています。 今後も区内の各種団体などとの協定締結を進め、より強力体制の強化と番組の充実を図るとしています。
 第6期には営業収益の増収、経費の圧縮などに努め、他局と連動した営業展開とともにスタッフの育成とスキルアップ等に、一層の努力を傾注する方針も明らかにされました。“地域に根差したメディア” の姿勢がとても大切です。いざという時に頼りになる放送局―― そう、信頼されるよう、こまかなことに配慮し迅速に対応できる体制を目指してほしいと願っています。

at 09:22, 大滝まさお, -

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「ネット選挙運動」 の解禁は政治の質を高めることになるでしょうか

 公職選挙法の改正により、夏の参院選挙からインターネットを活用した選挙運動が出来ることになりました。若い世代の投票率を上げる効果が見込まれるとしています。候補者の意見・活動などを自分の都合に合わせて見聞きできること、ネットの双方向性を活かし政治と有権者の距離が近づくこと、そのことにより政治が活性化するなど、期待の側面ばかりが強調されているようですが、はたして期待通りになりますかどうか。
 日常的に、インターネットを駆使した政治活動をしている議員は、より知恵を絞った自身のPRと政策の伝え方を考えだすことでしょう。使えない人は、スタッフに頼るしかありません。いまでもブログやツイッタ―での政治家の発言が、物議を醸すことがよくありますが、候補者となると一言が “命取り” になる事もあるでしょう。
 インターネットではなかったのですが、過日、「〜 死亡者がでている状況ではない」と高市自民党政調会長が発言し、自党内からも強い反発と批判をうけて、2日後に「〜エネルギーに関するすべての発言を」撤回しました。政策遂行の要にいる人だけに、もしこれが選挙中だったら大変な事態になっていたと想像します。 一つのセンテンスといえども、政治家が自らの発言を全部撤回するということは、よほどのこと。選ぶ方は「自分の責任」で人柄や政策を理解・判断し投票します。選ばれる方はより言動に留意すべきは当然のこと。「政治の質」は双方にその責任がかかっているのです。ネット活用がその一つのツールになるよう、正しく運用されることをねがっています。

at 10:36, 大滝まさお, -

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注目の都議選で 自・公は過半数の議席を確保しました

 23日、投開票日だった東京都議選は、事前の予想を上回る自民党・公明党の圧倒的勝利によって、幕を閉じました。自公両党は、立候補者全員が当選。82議席を獲得して過半数(64議席)を大きく超えました。
 一方、前回第一党だった民主党は、現有43議席から15議席に落ち込み、都議会第4党に転落。維新の会も3議席から2議席へと後退しました。 あと10日あまりで迎える、参院選の前哨戦と位置づけられた都議選でしたが、政治の「安定」と「実績」を求める有権者の皆さんは、自・公政権への期待を、まず都議選の結果に反映させてくださったものと私は感じています。
 公明党は6回連続で「完全勝利」するという快挙を成し遂げました。国政選挙並みとはいえ、都議選も地方議会選挙です。都政の課題をしっかりとふまえた上で有権者に解りやすく語りかけ、解決への道筋を訴えなければなりません。政策で全国の地方議会を先導する役割は、とても大きな責任を伴うものです。 これからも、そうした地道で地域に根を張った活動と議会での論陣を期待したいと思います。
 この4年間、重要課題に向き合おうとせず、中途半端な主張に終始して、時には都政を混乱・停滞さえさせた民主党の姿勢を、やはり都民の皆さんは注視していました。選挙戦では国政の経済政策批判等を繰り返していた、候補者と国会議員たち。昨夜のテレビでは、なぜ都政の重要課題を選挙のテーマにして戦わなかったのか? とのキャスターの質問に、まともに答えることさえできないでいました。

at 09:32, 大滝まさお, -

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富士山が世界文化遺産に登録されることとなりました

 プノンペンで開かれていたユネスコの世界遺産委員会は22日、富士山を世界文化遺産に登録することを決めました。イコモス (ユネスコの諮問機関) が除外すべきとしていた 「三保松原」 も含めての登録ですから、地元関係者や登録に向けて尽力したきた方々の喜びようは大変なものでしょう。 我が国の世界遺産は、これで17件目となります。
 世界自然遺産登録をめざしていた富士山でしたが、“ごみ問題” などの対策で2003年に自然遺産を断念。文化遺産登録に切り替え、コンセプト等を見直して再スタートしたことが今回の登録決定に繋がったといえます。登録の名称は「富士山 ― 信仰の対象と芸術の源泉」。 内外の芸術家にインスピレーションを与えている名山は、絵画・彫刻はもちろんのこと、詩歌・文学に多大な影響を及ぼしました。
 ほんの一例にすぎませんが、江戸時代に北斎が描いた「富嶽三十六景」は、彫刻家クローデルによって「波」となり、作曲家ドビュッシーは交響詩「海」を生み出すなど、その文化的伝播力は “芸術の源泉” に相応しい役割を果たしてきたといえます。世界遺産登録を機に日本文化に新たな注目や見直しの機運が高まることを期待したいと思います。 一方で入山者が飛躍的に増加することによる、自然破壊やごみ問題の再燃などが起こってしまっては何にもなりません。政治的な解決が求められるものは、速やかに知恵の方途めざした議論をすべきでしょうし、富士山を守る人々の連帯の輪をさらに拡大する努力を怠ってはなりません。

at 09:36, 大滝まさお, -

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箱根湯本の平賀敬美術館を訪ねてきました

 横浜の「せんたあ画廊」で平賀敬の作品をまとめて観る機会があり、その時以来、「このような変わった画風を作り上げた作家に、ぜひ会って話をしてみたい」と思いつつ、その夢が適わないうちに亡くなられてしまいました。
 ユーモアとエロスと洒落た男の卑屈な内面を綯い交ぜにし、派手な色彩を画面いっぱいに展開した楽しげな絵。でもどこか刹那的で悲しい雰囲気が伝わってくるのです。平賀敬の初期の作品は、厚塗りの白い油絵具を鋭い針先で引っ掻いたような線描画が多くみられます。「雨」という大作は男女の恋と失恋、その後の男のボヤキ等を表現したと、平賀氏自身がNHKのテレビで述べています。
 初期の受賞作から晩年の大作まで、画家がアトリエ兼住まいとして晩年を過ごした古屋敷が、そのまま美術館として開放。訪れると夫人が案内をしてくださり、作品の解説や平賀氏との思い出話なども聞かせていただきました。客間として使用していた和室には画家が好んだ調度と共に、作品「雨」が壁に掛けられていて、この部屋だけ違った静謐さが漂っているように感じました。

 平賀氏が過ごしていた邸宅は、井上馨、犬養毅、近衛文麿など明治の元老・重臣たちが逗留した、知る人ぞ知る名建築。2003年には国の登録有形文化財にも指定されました。 江戸初期(1625年)に創業した萬翠楼福住の別荘として明治後期に建てられたもので、いまも当旅館が所有しています。

at 11:06, 大滝まさお, -

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一般社団法人 横浜インドセンターの理事会・総会が開かれました

 平成24年度の事業報告、収支決算について審議する理事会並びに総会が17日夕刻から開かれ、提案された議案はいずれも承認されました。また、前任者交代による理事選任について、横浜市経済局長に就任した牧野孝一氏が新たに理事に就きました。
 法人設立4年を経過し、同センターが主催するインドビジネスセミナー等は、参加者が急増するなど前年より開催回数を大幅に増やして、ニーズに応える努力を重ねています。24年度に横浜市で開かれたテクニカルショウヨコハマ2013では、神奈川県中小企業団体中央会や TACNITI(インド・チェンナイ/AOTS−DOSOKAI)等の協力の下で、スカイプ・プレゼンテーションを初めて実施。スカイプによる国際個別商談会も、センターの会員企業3社とインド企業3社間で行われました。文化・観光セミナーも好評で、多彩なイベントに多くの人々の興味が注がれています。
 昨年、黒岩知事のインド訪問にも会員企業2社が同行しましたが、今年度も訪問団が組織される予定で、インドの経済団体や政府関係者との話合いが行われます。総会後の懇親会では名刺交換など会員間の交流も盛んでした。

at 09:11, 大滝まさお, -

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城山三郎氏の本に 大きく生きた人間の魅力をまなびました

 私は、城山三郎氏の小説が好きです。
 先日、東京での打合せの後、時間つぶしに寄った本屋で 『少しだけ、無理をして生きる』 という、新潮社版の氏の本を手にとり、立読みを始めたところ止まらなくなりました。文庫本なので次々にページが繰られてしまいます。さすがに一冊、立ったまま読了というわけにもいかないので、購入しました。 
 この本には、時代を動かした政治家や経済人の生き方が、城山氏の取材メモとエピソード等によって纏められています。「人としてのあるべき姿」を淡々と、しかし強烈な印象も伴いながら、諭してくれるかのように話が進んでいきます。『落日燃ゆ』 は広田弘毅を書いた小説です。ただ一人の文民政治家として東京裁判で死刑判決を受け、処刑されました。この本を読んだのは30年以上前ですが、小説では感じとれていなかった広田とその家族愛、覚悟の深さは、城山氏のこの本で一層強い感慨として残りました。
 あの時代に財政健全化のため軍縮にまで手を付け、右翼の凶弾に倒れた浜口雄幸。 『男子の本懐』もまた繰り返し読んだものでした。 日ごとに衰弱していく体は、靴を履くことさえ困難なのに、「総理が国会に来られない以上、政権を野党に渡せ」と要求され、医者や家族に頼み込み、布を切って靴の形にしたものを足に付け、命がけで国会に立つという政治家でした。国民との約束は最期まで一貫した姿勢で示しきったのです。
 政治不信を自らの言動で招いても、平気で開き直っていられる今の政治家と、比較したところで仕方ないかもしれませんが、少なくとも、わが国の数十年前に、こうした大きな人間的魅力にあふれた先達が活躍していたことを、忘れてはならないでしょう。自らに課した責任感ゆえに、決して言いわけをせず逃げることもしないリーダー像を学びながら、私たちがそこで何を受け止め、どのように選択していくべきなのか。 結局、自身にかえっていくのかもしれません。

at 17:30, 大滝まさお, -

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復興庁役人のツイッターに腹が立ちませんか?

 復興庁の参事官が、ツイッタ―で市民団体や議員に対して、繰り返し中傷・暴言を書き込んでいた、というニュースには、心底腹が立ちました。 “事実上の更迭” 程度で収まる問題とは思えず、政府の中途半端な対応にも、強い憤りを抱いています。公僕の自覚がない者に責任を全うできる訳はなのですから、その背景も含め調べた上で、もっと厳しい追及と処分がなされるべきでしょう。
 先月末、私は仙台市、石巻市、東松島市などの被災地をおとずれ、地元市の幹部や復興現場で計画促進へ懸命に働く、企業社員の皆さんと話し合ってきました。他県から長期間出向している職員も含め、その真剣さと応対の丁寧さに感動さえ覚えました。もっと「被災者に寄り添った支援の方法」がないものかと、私は自身のこれまでを反省するとともに、新たな決意をせずにはおれませんでした。
 不快極まりない参事官の言動は、全国から応援のため現場に入っている職員や、なにより被災者に対して失礼千万と言わなければなりません。人間、ある程度の年齢と職責を得たならば、自然と品位とか礼節を身につけてくるもの。いくらストレスが多いからと言って、このツイッタ―の書き込みに、品位の欠片も見当たりませんし、「被災者に寄り添う」思いやりや人間味も感じられません。

at 18:23, 大滝まさお, -

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“選択” の熱い夏が巡ってきます

 もうすぐ都議選が始まりますが、その後には参院選が控えた “蒸し暑い夏” に、いよいよ突入します。12年に一度、このダブル選挙が巡ってくるのですが、ことしの選挙はことのほか論戦が熱くなりそうな気配。昨年の衆院選のあと有権者がどのような選択をするのか、注目が高まってくることでしょう。
 衆・参の勢力のねじれが解消するのか、経済回復や東北復興への軌道が評価されるかどうか。 今は静かなようですが、みんなが強い関心を寄せ行方を気にしています。 憲法改正も、一時は主役の一つになるかと思われました。まだ判りませんが、各党は見解を公約として表現し始めました。 今回から導入されるネット選挙にも興味津々です。どの政党がどんな方法で効果をだすか?
 国際政治の方では、各国首脳の目まぐるしい行き来が目立っています。どの会議や交渉も緊張がテレビ画面からも伝わってくるようです。いずれも、一触即発の事態は絶対に避けるべく、英知の限りを尽くし、世界の指導者たちは対話をもって良い方向へ導いて欲しいと願わずにおれません。

 なんとなく気忙しく、息苦しいような日常の中で、先日ふと神奈川新聞で目にした 「9条にノーベル平和賞を」 という、座間市の主婦の活動が強く心に残っています。 「日本国憲法9条にノーベル平和賞を授与してください」―― これだけの英文メールを、ノルウェーのノーベル委員会に送り続けている、という記事です。いつか必ず(選考委員の)目に留まる。そう信じ続ける活動に、共感の輪も徐々に広がり始めたとか。知恵と信念のベクトルをもったこのソフトパワーに、しばし注視してみたい、そんな気持ちになりました。

at 10:19, 大滝まさお, -

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